2019年ベストアルバム

2019年は総じて仕事がアレだったんですが、それがパンクしたのか10月頃から体に異変が起きて食欲が霧消したりバリ痩せしたりだいぶエラいことになりまして未だに病院通いが続いてるんですよ。

まー本人的にはヘラヘラしたもんだけどな。順調に回復してるんでそのうちどっかに出没します

  

そんなこんなで思い立ったんで2019ベスト行きます、最初に行っとくけど上述の感じだったのでウルセーもんあんまり聴けなくて知人のどこにもアプローチしねえセレクションになってるんでよろしく頼むよ

 

 

10.ギターウルフ - Love & Jett

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「ロックはプロレスなんだ」というのはセイジさん本人の弁(確かブログに書いてた)ではありますが、ギターウルフの活動も最近そっち方向っぽくなってきてますね。まあ初期のPVとか観ると当時から完全に様子がおかしいのですが…

今回も今回で「SFのガキ」「アウストラロピテクススパーク」「バッテラ惑星」「パリのスケバン」と何がどうなったらそうなるんだよ的な曲がぎっしりなんですが、これがライブで観ると完全にこれが正しいとしか思えなくなるのでみんな一度はワンマンライブ行っとけ。

 

  

9.DUEL - Raging Soldier

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日本のアルジー期Tank大好きおじ様の10年振りの新譜。

20年30年同じモノを愛し続けているとある種の神性みたいなものを帯びるのではないかという感情になり、それだけでOKになっちまいますね。

媚びない野郎アティテュードメタルってだけで俺感性に直撃です。

 

  

8.minus(-) - C

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森岡賢が亡くなってこっからどうなるんだマジでと思っていたのですが逆にフジマキ過ぎてイカすモノが出てきました。個人的には石川智晶の声が濃すぎて別の選択肢あっても良かったんじゃないかと思ったりもしたんですが、1曲目で91点が出たので野暮なこと言わんでおきます。残業帰りのリトリート用BGMでした。

  

 

7.Grand Magus - Wolf God

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スピリチュアルベガーズのVoはどう考えてもスパイス一択なんですが、だってJBはGrand Magusのほうがいい仕事するんだもんよ!!!!111

まあそれは差し置いても今年の重い系の中だと一番お気に入りでした。上のPVの曲がロマンティックすぎて何度聴いても良いのですが、その他の曲もJBのリキが入りつつも朗々としたボーカルに聴き惚れるうちに終わります。あと古典HR/HMの香りがしてちょっとイギリスっぽいな今作。

 

  

6.メトロノーム - 確率論≠paradox

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V系ってぶっちゃけBUCK-TICKcali≠gariしか興味ないことで知られる俺なんですけど、カリガリの青さんとしょっちゅう何かやってるのでコバヤシシャラクメトロノームのことは認識はしていたんですよ、で、近年復活したということなので一聴したら好きなやつだー!ってなったやつです。この270°程度周回遅れなビコビコ感、もう5年くらい早かったらアニメのタイアップとか取れたのでは。アルバム単位だと2018年の廿奇譚AHEADが刺さりやすい気がするので興味ある人はそちらからでもどうぞ。

 

 

 

5.The Cat Empire - Stolen Diamonds

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オーストラリアのネコチャン帝国の何枚目だ、8枚目?

5作目のCinemaの、ラテンベースなのにぼんよりした熱量と全体に漂うヘッドダウンなやけっぱち感が本当に好きで以来新譜を追っているんですが、その感じが戻ってきた今作は気に入りました。どうせ皆ヘラヘラしたままいつの間にか終わるんだよ。

 

  

4.The Birthday - VIVIAN KILLERS 

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 ここ数年はゴリゴリカッコつけるアルバムとエモさ重視のアルバムを交互に出してるんですが今回はエモ寄りです、50過ぎてどんどん歌詞がキレていくって何なんだよマジで…

音の方は持っている引き出しを丁寧に使っているという印象。6曲目のTHE ANSWERが盛り上がりと共に実存が吹っ飛んでいきそうで怖い。

 

  

3.The Wildhearts - The Reneissance Men

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この新譜のツアーでも暴力事件起こしてモメてましたねジンジャー…

まあこの人しょっちゅう人殴るし日本でも前にクラウドサーファーをギターでぶん殴って流血させてるので悪い意味で平常運転かもしれない。

ワイルドハーツ名義だと10年振りになる今作はオリジナルのベースを呼び戻し、ジンジャーからしか出てこない天才的なメロディー/リフセンスが全面に出た良作です、一番有名な2ndの次に良いですよこれ。久しく聴いてなかったって人もここから戻ってくると良い。

  

 

2.Gomes the Hitman - memori

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もう10年以上前ですか、ネオアコとかギターポップの有名どころは一通り浚っておこうと試みた時期があり、そこで気に入ったのがイギリスのThe Sundaysと日本のGomes the Hitmanでして、そのうちフロントマンの人がソロワークしたりマクロスFに楽曲提供してたんですけど知らんうちに復活していました。男性フロントマンでアニソン臭いというか変にアザトクないポップスを続けるってすごい難しいんだろうなと個人的に思っているのですが、令和にこの強度のギターポップ出してくるのは強すぎだろ…。総じて朝5時から6時の朝焼けの散歩にフィットするBGMといった趣、4曲目のイントロがモロにThe Sundaysなのが個人的アガりポイントでした。

  

 

1. Ingrid Chabez - Memories Of Flying 

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デヴィッドシルヴィアンの元嫁だそうな。心地良くも不穏なトラックの上にハスキー気味のポエトリー・リーディングがボソボソ乗り、重くない割にいい感じに刺さってくれます。これはジャンルレスっぽい音楽なので言葉で説明するとなると本当に困るのですが、しんどい時にいい意味でニュートラルになれるのでアホほど聴きました、これからも聴くと思います。最高。

 

  

あとは色々掘ってる時間のない一年だったんでTOOLとかDJ ShadowとかDARKTHORNEとかBxSxRとかAngel WitchとかDestructionとかKing Gnuとか聴いてた気がします。TOOLはなんだろう、完全に理想的なフォームでバーを落とす棒高跳び選手みたいな感じというか…Ricky Warwickはもうソロが最高なのでFighting Hearts名義のアルバムとか作りませんか?

  

今年も今年で色々波乱万丈が控えている感じではあるのですが、去年よかもうちょい音楽にコミットしたいですね。嫌とか関係なしに今やってることいつできなくなるか判らんでな。